ごあいさつ

3000人近い女子大生のカウンセリングをしてきたエキスパートが
お手伝いします

私は長年、都内女子大学でキャリアカウンセラーをしています。

3000人以上の学生と接する中で、学生と企業側にズレがあり、そのズレを意識しないまま進めて、すれ違ってしまうケースをたくさん見てきました。

多くの学生から「やりがいのある仕事がしたい」「自分が成長できる企業を選びたい」といった声を聞きます。やる気や思いはあっても、採用者側の視点を理解しないまま準備不足のまま見よう見まねで進めてしまったために、せっかく熱意をきちんと伝えられずに苦戦してしまうケースが少なくありません。

学生側が、「教育体制のしっかりした会社」「福利厚生の充実した会社」といった点を重視するように、企業側は「自分の会社で頑張ってくれそうか?」「会社の利益に貢献してくれそうか?」といった視点でみています。採用人数は限られていますし、この先ずっとその学生にお給料を払い続けていくわけですから、どうしても選考の目はシビアになります。

ですから、希望の企業から内定を得るためには、しっかり準備して精度を高めて臨むことが必要不可欠なのです。

甘く考えて、大手ばかりを受け続け見事に全敗して心が折れてしまったり、「1つしか受からなかったから」とあまり納得のいかない企業にいくことになったり・・・

そんな学生を見るたびに、「もっとポイントを押さえて進めていたら、第一希望の仕事に就けたのではないか?」「もう少し早くから準備を始めれば、結果は違っていたのではないか?」と感じることが多くあります。

選考のポイントを知らないまま進めていただけで、ちょっと取り掛かるのが遅すぎただけで、行きたい企業に行けず、悔いのある結果になってしまうのは、とてももったいないことです。

そうした経験から少しでも多くの学生が、希望にあった仕事に就職できるよう、採用者側の視点を抑えた就活ができるよう、就活のポイントを伝えたいと思い、女子大生向けカウンセリングを始めました。

これまでも東日本大震災、リーマンショックなど、何度となく就活市場の厳しい波間を経験してきましたが、その時、その時でベストを尽くし第一志望の企業から内定を得た学生が数多くいました。

「今いる場所で精いっぱい努力をする」それが未来につながっていくと思います。コロナの影響もあって厳しい状況ですが、始める前から悲観的にならずに、黙々とやれることをやりきって、悔いのない就活にしていきましょう。

就職先は、もしかしたら一生の仕事になるかもしれません。高校や大学、はたまた結婚相手を決めるのと同じくらい大事なことです。受験勉強や婚活と同じくらい、しっかり考え慎重に取り組んで良いと思います。採用者側の視点やポイントをしっかり押さえ、一人でも多くの学生が、納得のいく自分の道を作ってくれることを願っています。


キャリアカウンセラー  香月みやび